AR羅針盤のiPhone版がリリースされました
https://itunes.apple.com/us/app/ar-luo-zhen-pan/id672240036?mt=8
羅針盤というより天球儀機能がメインです
マーカーを写すと
太陽と地球と月と星座の3Dモデルが現実の方向に配置されます
太陽の位置にライトがあるので
現実の月の満ち欠けも自然に再現されています
月のテクスチャも現実のものと同じ方向を向くように自転を調整してあります
ピンチジェスチャーで拡大縮小ができるので
拡大して中からプラネタリウムのように見ることも
縮小して外から天球儀のように眺めることもできます
地軸の約25800年周期の歳差運動は再現していませんが
月の公転面の18.6年周期の歳差運動は考慮しています
デフォルトでは日時や場所は現在位置ですが
任意の日時と場所を選べます
表示される青い光線は大まかに選んだ地点を指し示します
日本時間で2094年12月8日の朝に
北アメリカで日食が観測されますが
実際にこの設定でARを再生すれば
月と地球と太陽と月の公転面の傾きの軸がほぼ一直線上に並ぶのが見えます
このように文字通り手に取るようにわかります
見にくいときはピンチインで縮小して二点タップで軸を固定して
マーカーを動かしてみてください
マーカーは千円札、一ドル札、顔(フロントカメラ)、顔(バックカメラ)、解説サイトの画像
の5つです
おすすめではないですがマーカーなしで単に重ねて表示するだけの再生もできるようにしてあります
AR天球儀系のアプリというのは優れたものが昔からありますが
そこに新たに付け加える意味があるのかという点について説明します
私の知る限りこれまでのAR天球儀はGPSと加速度計とコンパスと日時の情報をもとに
デバイスに対する天球の傾きを計算して二次元画像を画面に重ねるというものだと思います
主に位置ベースのARといえます
この天球儀は画像をトラッキングして3Dモデルを表示する
ビジョンベースのARにGPS、加速度計、コンパスと日時の情報を付与して
三次元空間内で現実の天体の方向に月と太陽と地球と星座のモデルを重ね合わせている
点が珍しいと思います
ボタンの解説は
http://ryousirikigaku.com/rasinbanKaisetu/buttonkaisetu.html
にかきました
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